2009年01月09日

螺鈿迷宮/海堂 尊

「チーム・バチスタの栄光」の作家さん、と言えば
「ああ!」という方もいらっしゃるかも?

相変わらず、のめり込んでしまうような文章、
一度読み始めると、一気に読んでしまいたくなるような
ストーリー運びは、さすが。

今作も白鳥&姫宮ペアが出演しているのですが、
主役がこの二人ではなかったせいか、
前作までと比べると、
ちょっと勢いが弱かったような、、、


作品全体の雰囲気としては、どことなく
京極の『姑獲鳥』に似たイメージを抱きました。

主役と二人の姉妹が、
関君とあの姉妹を彷彿とさせました。


「ジェネラル・ルージュの凱旋」が動なら
こちらは「静」のイメージ、かなぁ。

(ちなみに「ジェネラル・ルージュの凱旋」は
  私の中では、かなりの名作品入りを果たしています)


と、ここまで書いて、
「イノセント・ゲリラの祝祭」を読んでいないことに気付きました。。。
そのうち買いに走ります
posted by きく at 01:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 本、漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月28日

風光る



愛って
もしかして決して叶わないと分かったときにこそ
試されるものなのかもしれないなぁ
なんて。

(叶わない想いに真実の愛がある、って意味じゃないですよ)

***

引越しの片づけ中。
よくある話ながら、部屋にある本をちらちらと読み返し。
(売ってしまうと思うと後ろ髪ひかれるのですよ。。。)

まだ読んでいなかったコミックスを読んだ。

「風光る」
少女漫画なのだけど、新撰組をベースにしたこの作品は
時代背景や小物まで、しっかり調べてあって、勉強にもなる。

その22巻。

内容については触れないのですが

冒頭に書いたようなことを思った朝でした。


さぁ、片付けしよう。。。(^^ゞ
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2007年09月14日

包帯クラブ/天童荒太

誰かが傷ついた場所に、そっと包帯を巻く。
ただそれだけのこと。

でも、大事なのはその行為じゃなくて、
誰かが傷ついたっていう事実を見詰めて
それを受け止め、癒そうとする気持ち。

なんじゃないかと思う。


やってることは一見暗いし、話に聞いただけじゃ何だか微妙。

だけど、不思議に明るくて楽しいメンバーたち。
そして読んだ後に心に残る気持ちの良さ、心地良さ。

とっても絶妙なバランスの小説だと思う。

良かった。


※ 同名の映画の原作です
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2007年07月13日

ダ・ヴィンチ・コード/ダン・ブラウン

同名の映画の原作です。

原作を読むまで映画は観るまい、と決めていましたけど
読了してみてこの選択が間違っていなかったことを確信しました。。

これだけの資料というか題材が、映像だけで伝わるはずがありません。
しかも映画では、宗教上等の理由から扱えなかった部分もあると聞いていますし。
※ この小説で扱われる 芸術作品、建築物、文書、秘密儀式は
  すべて事実に基づいているのだそうです

真の犯人は誰か、ってことより
ストーリーや扱われる題材そのものに興味を惹かれた作品でした。

ちなみに最後のキーワードは、、、
おそらく変に知識が無い素人(読者)のほうが
すぐに思いつくだろうなぁって思いました。

興味深い作品でした。
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2007年07月11日

前巷説百物語/京極夏彦

又市さんが御行になる前の物語。

御行の又市は、ここまで良い人だというイメージがなかったので
ちょっと新鮮でした。
そして、おぎんの登場シーンも印象的。

あと何よりも、本についているしおりを見て
一連の関連作品、全部読み返したくなりました。
こんなに相関があるなんて、今まで全然気がつかなかった……!!

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2006年11月02日

邪魅の雫/京極夏彦

※ネタバレありです

やっと読了!!
久々の京極堂シリーズ。

切ないというより、寂しい感覚が残る終わり方でした。
悲しいというのとも、多分ちょっと違う。やっぱり「寂しい」かな。
探偵が。。。
榎さんの気持ちは分からないけれど、なんだかとても寂しかったです。
京極堂もね。

榎さん、京極堂以外はといえば。

関君、「姑獲鳥」以来の明るさだった。気がします。
(最近不幸?続きだったからなぁ。。)
なんか いきいきしてたというか
久々にぼそぼそしていない関君をたくさん見れて、ちょっと嬉しかった。
(ぼそぼそしていない、ってなんかすごい言い方だなぁ。笑)

今作、割と個人の内面が細かく描かれていて
榎さんもきっとそうだったんだと思う。
彼の場合、常に内面の感情は直接描かれないし(と、思う、、確か)
行動と言動と周りの人たちの感情や考えから推測することになるのだけど
今回はなんだかすごく印象的だったなぁ。。

それから関君。
やばい私、すごい似てるかも!って思うことしきりでした。
なんかちょっと、やだなぁ。笑
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2006年08月19日

ハチミツとクローバー

映画化で最近話題になっている漫画です。

すごくいいです! そして切ないです!!

片思い、だけじゃなくて
楽しいだけじゃない、苦しい恋愛とか、したことある人は
もっともっと、きっと共感できるはず!!

私はもう、山田に共感しまくりでした。
鉄人かわいすぎなんですよvv

好きだけど、相手に受け止めてもらえない気持ちとか
「だめだよ」「無理だよ」って言われたって
「違う人探せよ」って言われたって
諦めきれなくて そんなに簡単に捨てられなくて
追いかけてしまう気持ちとか。

他にいい人なんてたくさんいるし、
好きだって言ってくれる人だっているし。
その人と一緒になったとしても、他の人と一緒になるより
周りから見たら不幸なのかもしれないけど、でも好き、みたいな気持ち。

でも誰かを好きってそういうものだよね!(><)

嫌なところもだめなところも 見えてたって問題にならなかったり、
問題にならないっていうか そんなところまで好きだったりね。

たくさん恋愛したり いろんなこと経験したりして
「ああ、これが、あの時にあの人も感じていた気持ちなのかな」
って思えるようなことがあった人なら、はまるんじゃないかなって思います。


映画のはぐ=蒼井優ちゃんは、最初えー??って思いましたけど
写真を見た感じ、雰囲気がすごく良くてかなりはまってると思いました!
スタイリストさんの力もかなりあると思います。
服もはぐっぽくてすごくかわいい感じでしたvv

山田=関めぐみちゃんは、ちょっと微妙かなぁ。。。(><)
動いてるところを見たらまた変わるかもですけどね!
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2006年05月15日

東京タワー/江国香織

東京タワーが見える街の、
年上の女性と関係を持つ19歳の少年、2人の物語。

年上の女性、は同じでも
一人はひたすら純粋に彼女を思い
一人は楽しみのひとつとして彼女を思う。

2人のそれぞれの生活が、かわるがわる描かれて
一方は静、一方は動、というイメージかな?

多分、女性の一人である詩史さんの雰囲気のせいなのだろうけれど
読み終えた感は、静かな感じ。

恋愛もの、といえばそうなのかもしれないけれど
全然分からない、という人もいるだろうなぁ。。

詩史が静か過ぎて、その想いの深さが
なかなか読み取れなかった。

でもやっぱり許されない関係だよね。。。
悲しくなるばかりの関係だと思う。

どんなに好きでもね。。。
というか、好きだからこそ、かな。。


この雰囲気は好きだけど。
やっぱり江国香織の文章は綺麗!


映画はまだ観てないので、そのうち観ようかと。
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2006年02月07日

書を読むことは。

本屋さんで発見!

思わず写真撮りました。。笑

image/kikukiku-2006-02-09T00:43:11-1.JPG

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2006年02月04日

ねじの回転(下)/恩田陸

読了。 (忘れてました;)

途中盛り上がったんですけど、後半微妙に盛り下がりでした。。。

ハッカーとか何とか、やっぱり普段馴染みがあるものだと特に(いや、ないけど)
恩田陸特有の味付け、っていうか、そのものに対するイメージ?ばりばりな
キャラクターや描写があんまり濃すぎて、ちょっと辟易してしまうのかもです。

ごめんなさい。(><;)


恩田陸はやっぱり学園モノが良い。
恩田陸の味が気持ち良く出るから。

と、個人的には思います。


何というか、恩田陸が描く大人が、好きじゃないのかも。
美化しすぎてたり、強調しすぎてたりな感じがして。
キャラクターが濃すぎるのかな…
学生キャラだったらそれで許せるんだけど、
中身が学生キャラのまま、大人になったようなのが多くて
違和感を感じちゃうのかも。

だから学園モノが良いのです。

「六番目の小夜子」にしても「球形の季節」にしても、
恩田陸の学園モノは好きだなあ。

そこはなとない不安感と、若いとき特有な不安定さみたいなものの描写が
うまいと思うんですよね。


と、分かったようなことを語ってみました。(^^ゞ


あ、でも「ねじの回転」、最後は良かったです!!

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2006年01月13日

ねじの回転(上)/恩田 陸

近未来、過去へのタイムスリップが実現するが
過去の歴史へ介入したことにより全世界にとある病気が蔓延し、
人類は絶滅の危機に瀕する。
その未来の危機を救うため、過去を修復してやり直すという
プロジェクトが組まれるが――

というストーリー。

前半のうちは、今までの作品とは少し趣が違う感じがしましたけど
後半あたりからやはり恩田調が出てきましたね。
(マッドサイエンティストなアルベルトなんて特にそんな感じ!)


突っ込みたくなるところもありますが、
今までにないようなストーリーなので、それなりに面白いです。

後半がどんな風に進んでいくのか、どう終結するのかが楽しみなところです。

posted by きく at 00:37| Comment(0) | TrackBack(1) | 本、漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月27日

模倣犯(三〜五)/宮部みゆき

読了。

続きが気になって気になって、少しでも時間があれば読んでいました。
小説を持ち歩いて読んだのも久しぶりです。
(大体、会社用とか家用とかで、ひとところに置いたまま読むので)


※以下、内容にからむので今後『模倣犯』を読む予定がある方は
 読まないでくださいね


映画版で一番気になっていたのが 最後のピースの自爆シーンで、
実はあまり他のシーンを覚えていないのですが
とにかく最後のシーンで一気にへぼい印象になってしまったということだけが
イメージに残っているくらい、映画版の終わり方は微妙だったのですが。

原作はちゃんと締めくくられていて、奇をてらうような演出もなく
むしろ普通に終了したという感じです。

ピースも意外に「人間」だったし、前半のイメージだと
もっと冷静で知的な感じかと思っていたのですが、
後半は「うかれていた」からなのかどうか
明らかに、怪しまれてもおかしくない行動を取ったりしていたので
何というか、拍子抜け、のような感じでした。

前半で出てくる犯罪やその人となりのイメージと
後半でさらけ出されてくる実際の人物像に、すごく差があるというか。。。

ピースが演出に夢中になりすぎて、生身の人間を相手にしているってことを
あまり重要に考えなくなっていたんでしょうけれど。

というよりも、それまでのヒロミがあまりに彼の期待通りに行動しすぎていて
他人を甘く見すぎちゃっていた、もしくは自惚れちゃっただけなんでしょうか。


最初から最後まで、まさに目が離せない小説でした。
読めない時間がもどかしかったです。

途中で散りばめられる、様々な人たちの小さなストーリーも
大きくからんだり、結局最後までからまなかったりで
そういうところの演出もとてもうまいと思いました。

冊数が多くても本が厚くても、面白い小説って、それを全然感じさせないのですが
これもまた、そういう小説でした。

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2005年12月16日

模倣犯(二)/宮部みゆき

ますますすごいことになっています。

2巻では、1巻最後のシーンに登場する人物を
主に中心に語られていくのですけれど
事件の詳細な内容に触れ始めて、
核心?ほぼ核心ですよねこれ?って思うんですけど

全5巻でまだ2巻目ですよ?
事件の核心には迫っているものの、まだあれもこれも謎のままですし
何より一番気になる人物についてはまだほとんど全然触れていないし

外堀埋めすぎ!っていうくらい外から外から攻めている感じです。
夢中になる本を読むといつも思うんですけれど
面白い小説って、ほんと、ストーリーが巧いです。。。
(だから面白いので、当たり前なんですけど;


続けて一気に3巻も読んでしまいたいところなんですけれど
ここで大きな問題が!!

全5巻のうち、
まだ3巻までしか出版されていないのです・・・_| ̄|○


3巻を読んでいるうちに発行されることを祈りつつ、
止められない「模倣犯」熱は引き続きます。

posted by きく at 23:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 本、漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月12日

模倣犯(一)/宮部みゆき

ずっと読みたいと思っていた小説です!
ハードカバーは重い&高い&収納に困るので
文庫版になるのを今か今かと待ち構えていました。

SMAPの中居中が犯人役を演じたことでも話題になった映画版を
以前TVで見ているのであらすじは大体分かるのですが、
やっぱり小説は感情描写や状況が細かく描かれていますし
映画の深さとは全然違う感じがします(>_<)

内容なのですが、最初からスピード感があって、
どんどんのめり込めるストーリー展開で、
あっという間に1巻を読み終えてしまいました。
休憩時間(読書タイム)が全然足りない!

宮部みゆきは、歴史ものはすごく好きなのですが
現代版の小説は今まであまり夢中になれなかったのですけれど
『模倣犯』は、すごい好みなストーリーです。


続いて2巻に参ります!

posted by きく at 22:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 本、漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月09日

博士の愛した数式/小川洋子

読了。

80分しか記憶が保たない数学者と
9人目の家政婦として雇われた女性との間に、
繰り広げられる物語です。

博士の記憶は、ずっと昔に止まったまま
きっかり80分だけの今。
過去に止まったままの記憶の中で生きる博士と、
博士と今を過ごす家政婦と、少年。

その3人が過ごす日常が綴られていくのですが、
文章は結構淡々としているのに
博士が持つ数学への純粋な愛や、
3人の間に流れる感情が、すごく伝わってくる物語でした。

数学への賛美は、ちょっとほめすぎじゃ?っていうくらい。(^^ゞ
でも、博士がとても素敵で魅力に溢れていて、
綺麗な話だと思いました。


数について語る博士を思い浮かべていたら、
素数について語ってくれた、昔お世話になった先生を思い出しました。

数学者って、本当に、数学が好きなんですよね。
数字マニアとか、因数分解マニアなんて人もいるそうです。笑


どんな分野でも思うのですけど
未知のことへの探究心、というか、
未だ解明されていないことを求める職業って
やっぱりすごく素敵だと思います。

実際は地道な作業がほとんどだろうし、
苦労も多いんだろうけれど、
そういう仕事に就いている人って、すごく尊敬します。

私の仕事は道具を使ってモノを作り上げていく仕事だけど、
そこにあるものの根っこを解き明かしていく仕事、って
全然違いますよね。


就職したての頃は、研究もできるバイオの部署に
入りたかったんだったなぁ、って、昔の日記を見て思い出しました。(^^ゞ
(↑バイオが第一希望だったんだけど、
   希望部署の面接時から思いっきり開発に振られてました。笑)


研究職って、やっぱり素敵。('-'*)


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2005年12月01日

脳の中の幽霊

V.S.ラマチャンドラン『脳の中の幽霊』読了。

久々に脳科学系の本を読みました。。
短大で言語学を選択して以来、脳科学に興味を持ち始めて
大学に入ってから、よく話してた友達の中にも偶然何人か
好きな人がいて(もちろん、単なる興味の域なんですけどね)
いろんな本を借りて読んでたりしてたのです。

結構有名な本らしいんですけど、私は全然知らなくて
夏くらいに大学の先生に教えてもらい、やっと読みました。

幻肢の話に始まり、疾病失認やカプグラ・シンドロームといった症状が
どんなプロセスで、どんな理由で起きるのか、それらを回復させることは?
というような話がわかりやすく書かれている本です。

とはいっても、やっぱり一般人の私には難しいですけど。。。><
後半は何度か読み返したりしてました。
でも、とても興味深くて語り口も面白くて、読みやすかったです。
こういう本を一般向けに書くのって、難しいんでしょうね。。

続刊の『脳の中の幽霊、再び』もあるので
少し間を開けてからまた読もうと思ってます。
(それまでは、たまってきた小説を読まなくては)
posted by きく at 13:26| Comment(1) | TrackBack(0) | 本、漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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