2005年12月09日

博士の愛した数式/小川洋子

読了。

80分しか記憶が保たない数学者と
9人目の家政婦として雇われた女性との間に、
繰り広げられる物語です。

博士の記憶は、ずっと昔に止まったまま
きっかり80分だけの今。
過去に止まったままの記憶の中で生きる博士と、
博士と今を過ごす家政婦と、少年。

その3人が過ごす日常が綴られていくのですが、
文章は結構淡々としているのに
博士が持つ数学への純粋な愛や、
3人の間に流れる感情が、すごく伝わってくる物語でした。

数学への賛美は、ちょっとほめすぎじゃ?っていうくらい。(^^ゞ
でも、博士がとても素敵で魅力に溢れていて、
綺麗な話だと思いました。


数について語る博士を思い浮かべていたら、
素数について語ってくれた、昔お世話になった先生を思い出しました。

数学者って、本当に、数学が好きなんですよね。
数字マニアとか、因数分解マニアなんて人もいるそうです。笑


どんな分野でも思うのですけど
未知のことへの探究心、というか、
未だ解明されていないことを求める職業って
やっぱりすごく素敵だと思います。

実際は地道な作業がほとんどだろうし、
苦労も多いんだろうけれど、
そういう仕事に就いている人って、すごく尊敬します。

私の仕事は道具を使ってモノを作り上げていく仕事だけど、
そこにあるものの根っこを解き明かしていく仕事、って
全然違いますよね。


就職したての頃は、研究もできるバイオの部署に
入りたかったんだったなぁ、って、昔の日記を見て思い出しました。(^^ゞ
(↑バイオが第一希望だったんだけど、
   希望部署の面接時から思いっきり開発に振られてました。笑)


研究職って、やっぱり素敵。('-'*)


posted by きく at 00:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 本、漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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